この一連の大塚家具の親子喧嘩が戦略だったら、お強い会社だと思った。
先日ようやく親子喧嘩に終止符を打ち、娘の大塚久美子(47)が社長に就任することが決まった大塚家具。
「叩き上げ創業者の父vsキラキラキャリアの美人娘」という構図の戦いが世間をにぎわせ数多くのニュースにも取り上げられた。
本日(4/10)発表があった『おわびセール』の内容は、商品によっては半額というセールになっている。注目を集めた状況に乗じて、セールを開催し、離れていた、又は新しい客層を呼び込もうという作戦で、復活の一手としてまずは大きなセールを行う久美子社長であるが、一橋大学卒&コンサル出身というキラキラキャリアの女社長がこれからどんな戦略を打ってくるかは楽しみである。
また父の勝久氏も会長の座から復活を狙っているならそれもまた楽しみの一つである。なぜなら以前として筆頭株主は父・勝久氏で、発言権の強さは保持しているからである。
ただ一連の騒動の中で一つ気になったのは、大塚家具の株価の急激な変化である。ずっと横ばいであった株価は、今回の一件で急激に上昇している点が気になって仕方がない。これがもし、もしかすると喧嘩を演じた戦略だったとなると久美子社長には期待しかないと個人的に思っている。
現在の株価
高級品購買層はまだ関係は強みは持っているが、中間層がいまいちとれていないのが現状で、そのためお値段以上のニトリや、スウェーデンからの黒船・イケアなどに顧客を取られ同業他社が好調の中、大塚家具は低迷してしまっている。
いままで創業社長がワンマンで引っ張ってきた組織から、団体で力を発揮する組織への変換が市場から求められており、その役目を引き受けたのが久美子社長である。まずはこのセールの実施を見守りたい。
ちなみに補足情報だが、本日19:55より放送予定のぴったんこカンカンで山ピーこと山下智久が大塚家具でソファを購入する企画が放送されるらしく、そこに久美子社長が登場するみたいである。笑
このタイミングでのテレビ露出。。株価の上昇。。どこかうまく出来てるように感じてしまう。。
山ピーは、TBS系列にて毎週金曜日放送予定の『アルジャーノンに花束を』の主役を演じており、本日22時より初回放送予定。
原作本は300万部を超えているSF小説で、世界観をうまく演出できるかが注目のドラマである。